僕は、ひどい怖がりで、人見知りもひどいんだよ。
知らない人とすれ違うときは、胸がドキドキしちゃって、早くその場所から逃げたくなるし、 人間たちが集団でいるのを遠くで見かけるだけで、もう怖いんだ。もちろん人混みは、大嫌いだよ。
電車、自動車、バイク、自転車も怖い。なぜだろう?
僕の家族は、「赤ちゃんの時に虐められたせいでなければ、赤ちゃんのうちに人間社会馴れしていなかったせいじゃないか」 って言うんだ。
僕は、赤ちゃんの頃のことを覚えていないから、虐められたかどうかは分からないんだ。
それに、赤ちゃんの時は、人間と暮らしてなかったから、馴れる機会も無かったんだよ。
でも、人間は好きだし、声をかけてもらうのも嬉しいから、シッポフリフリすることもあるんだ。
それなのに、近くに来られると、怖い怖いって吠えたり、シッポが下がって股の下に減り込んじゃったり、 急に逃げ出そうとしちゃうんだよ。
ともかく、この怖がりは、自分ではどうしようもないんだもの。(_ _。)・・・シュン
お母さんは、こんな僕が少しでも人間と仲良くなってくれたらと、いつも願っているんだ。
そして、僕に優しい声を掛けてくれる人たちを、密かに「マックス応援団の団員さん」って言ってるんだよ。
団長は、もちろん、お母さん。
その応援団長は、近所の子供さんたちに遊びに来てくださいって、頼んでくれた。
そして、最初に遊びに来てくれた団員さんが、まこちゃん・小学二年生・女の子・ キャバリアキングのちびちゃんのお姉ちゃんだったんだ。

11月8日(金)
↑素晴らしい絵が、まこちゃんから届いた。
僕の顔とめぐちゃんの顔の違いや、ちびちゃんの可愛い目、耳やシッポの感じが、 そっくりに描かれていたんだよ。
僕のお母さんのことも、とても優しい笑顔をした人に描いてくれてるんだ。
近くの公園で、三犬が仲良く遊んでいるところが、とても素敵に描かれているんだよ。
いつか本当に、お花の咲く公園でこんな風に遊べたら良いなぁ。(^^)

11月19日(火)
いつも「マックス」って声掛けしてくれる、まこちゃんが来てくれた。
怖かったから、いっぱい吠えた。
まこちゃんは、吠えた僕を怖がらずに側に来て、「マックス、可愛い」って言いながら、 ウィンナをたくさんくれた。(^○^)

11月21日(木)
まこちゃんと妹のゆうちゃんが来てくれた。
ゆうちゃんは、3歳なんだってさ。
「マックスのおうちへ行きたい」って泣いたんだって。
僕、二人にいっぱい吠えたのに、ゆうちゃんは泣かなかったんだよ。

それどころか、お母さんが僕を呼ぶ時みたいに「マックシュ」っていう呼び方で、 ニコニコした笑顔で呼んでくれたんだ。
それに、「マックシュ」って呼びながら僕の体にお顔を埋めて、すりすりを何度もしてくれたんだよ。
ぼっ、僕。
(///∇//)テッ、テレるなぁ。

優しくしてくれた二人を、僕の大事な『ねぐら』であるハウスに特別に招待したんだよ。
ハウスに付けてある吸水器の水とドッグフードを、「どうぞ召し上がって下さい」 って言った方が良かったのかなぁ?

12月10日(火)
今日もまこちゃんが来てくれた。僕は、また吠えた。
まだ怖くて吠えてるって思われたかも知れない。
だけど、お母さんは、僕の吠え声の中に嬉しい気持ちが混じってたのに気付いてくれたんだよ。
まこちゃんは、おやつにドーナツを食べて来たんだって。
お口から美味しそうな匂いがしてたのは、そのせいだったんだね。
僕がクンクンしたのは、お口の匂いだけじゃないよ。まこちゃんが向こう向いてる隙に、 どんな人か覚えておこうって、クンクンしてたんだよ。
まこちゃんが来てくれた回数は、今日で7回になったんだ。
「ボール持って来いゲーム」をして遊んだんだよ。
まこちゃんは、窓の所で僕のことを優しく撫でてくれたの。
(゜O゜;アレッ!　僕、逃げなかったよね。
怖くなくなって来てるのかな?　(^^)